第1四半期の米家計負債の総額は前四半期から0.9%増加
NY連銀の発表によると、1-3月(第1四半期)の家計負債総額は前四半期から0.9%増加した。住宅ローン債務は前四半期の119.2億ドルから120.4億ドルに増加した一方、借り換えを含む住宅ローンの組成は前四半期の4980億ドルから3240億ドルに減少し、2014年以来の最低水準となった。
NY連銀は声明で、「住宅ローンの借り換えブームは終わったが、その影響は今後数十年に渡って見られるだろう」と述べた。株式を大幅に取り崩し、住宅ローンの借り手は年間支払額を総額で数百億ドル削減し、支出や他の債務カテゴリーの支払いに回したという。
そのほか、住宅ローン延滞率は前四半期の0.43%から0.44%に上昇し、学生ローンの延滞率は前四半期の0.87%から0.67%に低下した。学生ローンの負債総額は前四半期の1.595兆ドルから1.604兆ドルとなった。クレジットカードの負債総額は前四半期と変わらず986億ドルとなった。