本日注目すべき【好決算】銘柄 芝浦機械、シェアテク、マイクロアド (15日大引け後 発表分)

注目
2023年5月16日 7時01分

5月15日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

芝浦機械 <6104> [東証P]  ★今期経常は2.7倍増益、前期配当を32.5円増額・今期は32.5円増配へ

◆23年3月期の連結経常利益は前の期比16.2%増の52.7億円に伸びて着地。続く24年3月期も前期比2.7倍の145億円に急拡大する見通しとなった。今期はEV需要が高まる中で多くの受注残高を抱えるリチウムイオン電池向けセパレータフィルム製造装置をはじめとした生産性改善などに注力する。売上高は前期比46.1%増の1800億円を見込む。

併せて、前期の年間配当を75円→107.5円(前の期は75円)に増額し、今期も前期比32.5円増の140円に増配する方針とした。

フェイスNW <3489> [東証P]  ★今期経常は30%増で3期連続最高益、実質増配へ

◆23年3月期の経常利益(非連結)は前の期比52.3%増の23億円に伸びて着地。続く24年3月期も前期比30.4%増の30億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は引き続き新築一棟マンションGranDuoシリーズの積極的な開発および開発物件の大型化を推進するとともに、不動産小口化商品の販売強化に取り組む方針。売上高は前期比28.8%増の270億円を見込む。

併せて、今期の年間配当は71円とし、3月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は69.0%増配とする方針とした。24年3月期から配当性向35%を目標に配当を実施する。配当利回りは8.74%。

アエリア <3758> [東証S]  ★1-3月期(1Q)経常は10倍増益で着地

◆23年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比10倍の5.3億円に急拡大して着地。イベント効果などでコンテンツ事業の利益が大きく伸びたほか、販売フェーズへの移行によってアセットマネージメント事業の収益が膨らんだことが寄与。投資事業組合運用益1.7億円を計上したことも利益拡大に貢献した。

第1四半期実績だけで、通期計画の9億円に対する進捗率は59.6%に達しており、業績上振れが期待される。

シェアテク <3989> [東証G]  ★今期営業を2倍上方修正・5期ぶり最高益更新へ

◆23年9月期の連結営業利益を従来予想の5億円→10億円に2倍上方修正。増益率が24.7%増→2.5倍に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。生活トラブルのマッチングサイトを運営する「暮らしのお困りごと」事業で、問い合わせの件数と単価が想定を上回ることが寄与。広告宣伝費率を適正な水準に抑制することも上振れに貢献する。

網屋 <4258> [東証G]  ★1-3月期(1Q)経常は2.3倍増益、通期上方修正

◆23年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.3倍の2.2億円に急拡大して着地。エンジニアを現地に派遣しないSaaS型ネットワーククラウドサービスの伸長や値上げ効果などで、ネットワークセキュリティ事業の収益が大きく伸びたことが寄与。

併せて、通期の同利益を従来予想の3.2億円→3.6億円に10.8%上方修正。増益率が8.0%増→19.6%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

ワンキャリア <4377> [東証G]  ★1-3月期(1Q)経常は2.3倍増益で着地

◆23年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.3倍の1.1億円に急拡大して着地。主力の採用DX支援サービスで新規取引社数が大きく成長するなか、一部商品が例年と異なり第1四半期に前倒しで計上され、61.4%の大幅増収を達成した。

QBNHD <6571> [東証P]  ★今期最終を46%上方修正・4期ぶり最高益、配当も7円増額

◆23年6月期の連結最終利益を従来予想の9億円→13.2億円に45.5%上方修正。増益率が6.0%増→54.2%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。国内事業における来店客数の回復や4月に実施した値上げ効果などで、売上高が計画を上回ることが寄与。スタイリストの人員が計画を下回ることによる人件費の減少なども上振れの要因となる。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の12円→19円(前期は10円)に大幅増額修正した。

クレステック <7812> [東証S]  ★今期経常を一転15%増益・最高益に上方修正、配当も22円増額

◆23年6月期の連結経常利益を従来予想の9.7億円→15.6億円に59.3%上方修正。従来の28.0%減益予想から一転して14.7%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で落ち込んだ景気の回復が進み、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。特に付加価値税(VAT)に関する問題があるフィリピンは取引減少を見込んでいたが、想定を上回る回復となった。

併せて、今期の年間配当を従来計画の60円→82円(前期は78円)に大幅増額修正した。配当利回り5.08%。

マイクロアド <9553> [東証G]  ★今期経常を19%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆23年9月期の連結経常利益を従来予想の7.7億円→9.2億円に19.4%上方修正。増益率が30.9%増→56.3%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。上期において、利益率が高く高付加価値であるデータプロダクトの販売が想定を上回ったことが上振れの要因。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.