And Doホールディングス---3Qは2ケタ増収増益、ハウス・リースバック事業と不動産売買事業が引き続き業績を牽引

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2023年5月16日 9時46分

And Doホールディングス<3457>は12日、2023年6月期第3四半期(22年7月-23年3月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比23.2%増の359.39億円、営業利益は同28.4%増の24.43億円、経常利益は同35.4%増の24.72億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同33.9%増の15.95億円となった。

フランチャイズ事業の売上高は前年同期比7.1%減の23.50億円、セグメント利益が同13.0%減の15.39億円となった。首都圏を中心に都市部の新規加盟開発活動に特に注力し、積極的な広告宣伝投資を行い、新規加盟獲得につなげてきた。当第3四半期累計期間における新規加盟契約は88件を獲得し、累計加盟店舗数は689件となった。 また、スーパーバイザーの加盟店フォロー体制の強化や各種新規サービスの開発及び提携企業の拡充を進め、当第3四半期累計期間における新規開店店舗数は99店舗、累計開店店舗数は620店舗となった。

ハウス・リースバック事業の売上高は同75.9%増の151.38億円、セグメント利益が同143.1%増の22.11億円となった。住みながら自宅を売却できる不動産を活用した資金調達方法として、老後の生活資金や事業資金への活用など、顧客の資金ニーズに応えてきた。取組件数のさらなる拡大に向けた広告宣伝・人材投資の継続等の効果により、問合せ件数及び仕入契約件数は順調に推移し、当第3四半期累計期間は、853件を新規に取得した。また、充実した在庫を活かして流動化を実施し、728件をファンドや不動産買取会社等への譲渡、再売買及び処分を行った。また、保有不動産は累計745件となり、賃貸用不動産として運用した。

金融事業の売上高は同32.7%減の4.00億円、セグメント利益が同19.5%減の1.02億円となった。強みである全国ネットワークの査定力、販売力を活かし、不動産の活用により顧客の資金ニーズに対応してきた。リバースモーゲージ保証事業では、提携金融機関の新規開拓及び金融機関との連携強化によるリバースモーゲージの認知度拡大及び利用促進を図ってきた。当第3四半期累計期間は、新たに4金融機関と提携し、新規保証件数は282件、累計保証件数は1,057件となり、保証残高は119.60億円となった。また、不動産担保融資では72件の融資を実行した。

不動産売買事業の売上高は同7.6%増の152.19億円、セグメント利益が同16.2%増の15.38億円となった。住宅ローンの超低金利が続く中、消費者の住宅購入に対するニーズは底堅さを背景に、不動産売買仲介直営店との連携等により仕入の強化を行ってきた。積極的な仕入れにより充実した商品在庫の売却が順調に進み、当第3四半期累計期間の取引件数は445件(前年同期比7.2%増)となり、業績は大型案件を含んだ前年同期と同水準となった。

不動産流通事業の売上高は同29.9%減の9.71億円、セグメント利益が同19.6%減の4.20億円となった。ワンストップサービスの起点として、各事業とのシナジーを効かせた収益の獲得を図ってきた。住宅ローンの超低金利継続による実需は堅調に推移したが、一方で、注力事業への人員シフトのため店舗を統合したことにより、当第3四半期累計期間における仲介件数は1,573件(前年同期比28.3%減)となった。

リフォーム事業の売上高は同1.8%減の18.56億円、セグメント利益が同35.9%増の1.53億円となった。不動産売買仲介事業との連携による中古住宅+リフォーム受注や、住宅設備メーカー等とコラボレーションしたリフォームイベントを積極的に開催することで集客に繋げてきた。当第3四半期累計期間における契約件数は1,232件(前年同期比11.9%減)となり、完工件数は1,286件(同1.4%減)となった。

2023年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.5%増の465.82億円、営業利益が同20.2%増の34.52億円、経常利益が同12.0%増の33.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.4%増の21.78億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

提供:フィスコ

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