芝浦機はS高カイ気配、今期純利益16期ぶり最高益で増配も
芝浦機械<6104>はストップ高カイ気配。15日の取引終了後に24年3月期業績予想を発表し、売上高を前期比46.1%増の1800億円、純利益を同2.8倍の180億円と、ともに過去最高を見込んだ。純利益については08年3月期以来16期ぶりに最高益を更新する見通しにあり、これを好感した買いが膨らんでいる。
配当も前期実績(107円50銭)から増額し140円とした。自動車のEV化や再生可能エネルギー関連に対応した商品提供や開発、リチウムイオン電池向けセパレーターフィルム製造装置をはじめとした生産性の向上など各種施策に取り組む。相模工場の一部敷地の売却益も織り込んでいる。
同時に発表した23年3月期決算は、売上高が前の期比14.3%増の1231億9700万円、純利益が同72.9%増の64億4100万円だった。