ゼネテックがS高カイ気配、今期大幅増益見通しと配当性向50%程度の方針を好感
ゼネテック<4492>がストップ高の水準となる前日比100円高の732円でカイ気配となった。15日の取引終了後、23年3月期の連結決算とともに、24年3月期の業績予想を発表した。今期の売上高は前期比15.4%増の67億7000万円、最終利益は同8.1倍の1億9300万円を見込む。また、26年3月期までを目安に連結配当性向50%程度をメドに配当を実施する方針も示しており、これらを評価した買いが入ったようだ。
大手電機・自動車メーカーによる投資が活発となるなか、デジタル情報家電分野での提案型受託開発の拡大や、オートモーティブ関連での案件受注に取り組む。今期の年間配当は同15円増配の25円を計画する。23年3月期の連結決算は、売上高が前の期比25.2%増の58億6400万円、最終利益が同58.1%減の2300万円だった。デジタルソリューション事業で開発案件の進捗が想定を上回ったことなどを背景に、これまでの計画を上振れて着地した。