ファイバーGは一時15%高、第3四半期大幅増収増益で配当予想を増額修正
ファイバーゲート<9450>は急反発して一時、前日比178円(14.7%)高の1391円に買われ、年初来高値を更新している。15日の取引終了後に発表した第3四半期累計(22年7月~23年3月)連結決算が、売上高82億2800万円(前年同期比14.3%増)、営業利益17億3700万円(同39.1%増)、純利益11億7600万円(同42.2%増)と大幅な増収増益となり、あわせて期末一括配当予想を7円から9円へ引き上げたことが好感されている。
主力のホームユース事業が導入戸数50万戸を突破するなど好調に推移しており、これまでの既築案件に加え、リードタイムの長かった新築案件の寄与がスタートしたことがプラスに働いた。また、ビジネスユース事業も新型コロナウイルス感染症による影響が沈静化しつつあり、商業施設向けWi-Fi、タクシーなどの交通機関向けWi-Fi、ホテルなどの観光施設やイベントなど屋外向けのWi-Fiサービスなどが回復基調にあるとしている。
なお、23年6月期通期業績予想は、売上高129億円(前期比21.4%増)、営業利益20億2000万円(同22.2%増)、純利益13億円(同21.1%増)の従来見通しを据え置いている。