東京株式(前引け)=続伸、リスク選好続き3万円大台乗せ
17日前引けの日経平均株価は前営業日比196円42銭高の3万39円41銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は7億1566万株、売買代金概算は1兆6039億円。値上がり銘柄数は801、対して値下がり銘柄数は925、変わらずは106銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は買い先行で始まるも、朝方は強弱観対立のなか日経平均の上げ幅は小さかった。しかし、その後買いの勢いが増し約1年8カ月ぶりに3万円大台を回復した。3万円台に乗せた後も戻り売りや利益確定売りをこなし、頑強な展開を続けている。半導体関連が買われ全体相場を牽引しているほか、先物経由のインデックス買いも日経平均に押し上げ効果をもたらしている。空売り筋の買い戻しなども加わり、一時200円を超える上昇を示した。ただ、大型株主導の上昇で全体では値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が上回っている。
個別では断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が上値を追ったほか、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が軒並み高。ソフトバンクグループ<9984>も高い。ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢。メドレー<4480>が急騰、円谷フィールズホールディングス<2767>も大幅高。半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316>が軟調、日本郵船<9101>も値を下げた。日本製鉄<5401>も売りに押された。SMC<6273>が下落、ファナック<6954>も下値を探った。ティラド<7236>が大きく売られ、関東電化工業<4047>も安い。