ダウ平均は反発 米債務上限問題に楽観的ムード広がる=米国株前半
NY株式17日(NY時間12:42)
ダウ平均 33329.43(+317.29 +0.96%)
ナスダック 12439.15(+96.10 +0.78%)
CME日経平均先物 30470(大証終比:+410 +1.35%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。上げ幅は300ドルを超えている。市場は米債務上限問題の協議の行方を見守っているが、議会指導者とバイデン大統領が合意に達し、デフォルト(債務不履行)を回避できるとの楽観的ムードが広がっている。
バイデン大統領、共和党のマッカーシー下院議長が会見を行っており、「デフォルトにはならないと確信。21日に会見を開く予定だ」と述べた。一方、マッカーシー下院議長は昨夜、スタッフレベルの債務上限交渉に少し参加したことを明らかにしたうえで、「今週中の合意は可能だ」と述べていた。
市場からは、「バイデン大統領とマッカーシー下院議長の会談はうまくいった。われわれは引き続き、長期的な債務上限の取り決めを期待している」との声も聞かれる。
きょうは米地銀株が上昇している。ウエスタン・アライアンス<WAL>が前日引け後に、預金残高が3月期末から20億ドル以上増加したと発表した。同銀は5月9日時点で預金残高が前四半期末から18億ドル増加し、494億ドルになったと発表していた。最新の数字では、5月9日から5月12日の間に預金水準がさらに2億ドル増加したことになる。
決算では、ディスカウントストア大手のターゲット<TGT>が取引開始前に決算を発表。懸念されたほど悪くはなかったが、負のモメンタムは続く可能性を指摘していた。ただ、株価は上昇。
ウェスタン・アライアンス<WAL> 35.62(+4.03 +12.74%)
ターゲット<TGT> 159.83(+2.92 +1.86%)
アップル<AAPL> 171.26(-0.81 -0.47%)
マイクロソフト<MSFT> 312.91(+1.85 +0.59%)
アマゾン<AMZN> 114.54(+1.14 +1.01%)
アルファベットC<GOOG> 120.44(+0.35 +0.29%)
テスラ<TSLA> 173.17(+6.65 +3.99%)
メタ・プラットフォームズ<META> 242.13(+3.31 +1.38%)
AMD<AMD> 102.92(+1.44 +1.42%)
エヌビディア<NVDA> 298.35(+6.22 +2.13%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美