クレディスイスのAT1債の無価値化はCDSの信用事由にはあたらず
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場を監督するクレジットデリバティブ決定委員会(CDDC)は、クレディスイスが発行したその他ティア1債(AT1債)が無価値とされたことについて、CDSの信用事由の発動対象とはならず、損失の補償支払いは発生しないと決定した。
CDDCは本日の会合で、クレディスイスのAT1債無価値化が同行劣後債のCDSを発動することにはならないと判断した。決定に当たり、AT1債はCDSが保証する劣後債よりも弁済順位が低いと認識した。