今日の為替市場ポイント:米債務上限引き上げへの期待でドルは底堅い動きを保つ可能性
17日のドル・円は、東京市場では136円31銭から136円99銭まで上昇。欧米市場では136円84銭まで売られた後、137円71銭まで上昇し、137円70銭で取引終了。本日18日のドル・円は主に137円台で推移か。米連邦債務上限引き上げに向けた協議は進展しており、ドルは底堅い動きを保つ可能性がある。
報道によると、バイデン米大統領は17日、連邦債務上限問題を巡り共和党と民主党のトップ議員との間で合意が成立すると確信しているとの見方を伝えた。また、共和党のマッカーシー下院議長は「米債務上限引き上げに関する合意が21日までに可能」と述べた。17日の米国株式市場では、債務上限引き上げを巡る協議進展への期待で主要株価指数は上昇。外為市場ではリスク選好的な米ドル買い・円売りが観測された。市場参加者の間からは「今後発表されるインフレ関連指標が市場予想を上回った場合、追加利上げに備える必要が生じる」との声が聞かれている。また、一部の市場参加者は「今月21日までに連邦債務上限引き上げで政府と議会が合意した場合、6月追加利上げの可能性が浮上し、ドル買い・円売りがさらに強まる」と指摘している。
《CS》