ダウ平均は反落もナスダックは続伸 市場には全体的に安心感も=米国株前半

市況
2023年5月19日 2時09分

NY株式18日(NY時間12:59)

ダウ平均   33256.94(-163.83 -0.49%)

ナスダック   12598.28(+97.71 +0.78%)

CME日経平均先物 30780(大証終比:+190 +0.62%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は反落しているものの、ナスダックは続伸。IT・ハイテク株には資金流入が続いている。取引開始前にローガン・ダラス連銀総裁の「まだ利上げ停止の論拠が見当たらない」との発言が伝わり、短期金融市場で6月利上げ確率が上昇しており、米株式市場を圧迫している。

ただ、市場には全体的に安心感が広がっている。投資家は米債務上限問題の協議の行方を見守っているが、議会指導者とバイデン大統領が合意に達し、デフォルト(債務不履行)を回避できると引き続き期待している。マッカーシー下院議長は「デフォルト(債務不履行)に陥るとは考えていない」と述べているほか、バイデン大統領も「デフォルトを回避できると確信している」と述べていた。

米債務上限問題に関しては何も具体的な進展は伝わっていないが、バイデン大統領がG7広島サミットから帰国後、何らかの決定が出ると期待されているようだ。マッカーシー下院議長は来週下院で合意内容を討議すると述べていた。

取引開始前に発表になったウォルマート<WMT>の決算も安心材料に繋がっている。既存店売上高が予想を上回ったほか、先行きに慎重さも滲ませていたが、通期の1株利益の見通しを上方修正している。今週はライバルのターゲット<TGT>が売上げ動向の軟化を警告し、ホーム・デポ<HD>は消費者の反動減を理由に通期の利益見通しを下方修正していた。ただ、きょうのウォルマートの決算はひろまず安心感に繋がっているようだ。

米地銀株に買い戻しが続いていることもムードを高めている。前日に買戻しを強めていた注目のパックウェスト<PACW>は本日も大幅高。

ウォルマート<WMT> 150.17(+0.64 +0.43%)

パックウェスト<PACW> 6.19(+0.63 +11.27%)

アップル<AAPL> 174.23(+1.54 +0.89%)

マイクロソフト<MSFT> 316.19(+2.19 +0.70%)

アマゾン<AMZN> 117.04(+1.54 +1.33%)

アルファベットC<GOOG> 122.98(+1.50 +1.23%)

テスラ<TSLA> 174.56(+0.70 +0.40%)

メタ・プラットフォームズ<META> 243.54(+1.05 +0.43%)

AMD<AMD> 106.53(+2.78 +2.68%)

エヌビディア<NVDA> 314.70(+12.92 +4.28%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.