リコーと東芝テックがともに大幅高、事務機生産部門を統合と報じられる
リコー<7752>と東芝テック<6588>がともに大幅高となっている。きょう付の日本経済新聞朝刊で「リコーと東芝がオフィス向け複合機やコピー機など事務機の生産部門を統合する」と報じられ、なかで「リコーと東芝子会社の東芝テックの事務機の生産などの機能を新会社に集約する」とあることが好材料視されているようだ。
記事によると、企業の業務デジタル化や新型コロナウイルス禍のオフィス離れで紙に印刷する事務機の需要が急減していることから、両社の技術力を持ち寄り競争力を高めるのが狙いで、新会社は出荷ベースで世界最大手になるという。この報道を受けて両社はともに「当社が発表したものではない」とコメント。リコーは「東芝テックと複合機などの開発・生産の統合に関して検討を進めているが、現時点で決定した事実はない。同件については今日開催の取締役会に付議する予定で、開示すべき事項が決定した場合は速やかに公表する」としている。