Jマテリアルが続騰、西村経産相・半導体トップ会合を機にTSMC追加投資の思惑続く
ジャパンマテリアル<6055>が続急騰。同社は半導体工場向けの特殊ガスを手掛け、台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>などが建設する熊本工場において、ガス設備とガスの供給を担う。5月12日に開示した24年3月期の連結業績予想は、最終利益が前期比39.3%減の48億円と大幅な減益見通しとあって、発表後の同社株には強い下落圧力が掛かっていた。15日に年初来安値をつけたが、18日に西村康稔経産相が海外の半導体関連企業の首脳らと会い、その後TSMCや米インテル<INTC>などから投資提案があったことを明らかにした。TSMCなどが日本国内で半導体生産の拡大に向けた追加の投資を行えば、Jマテリアルの事業が一段と拡大するとの見方から、株高に弾みがつき、きょうも幅広い投資家の買いが続いている。同社株は決算発表前の水準を上回って推移している。