マイクロンが下落 中国当局がサイバーセキュリティ審査に不合格と発表=米国株個別
半導体のマイクロン・テクノロジー<MU>が下落。中国のサイバー空間規制当局が、同社の製品がサイバーセキュリティ審査に合格しなかったと発表した。
中国政府は、国内で販売されているマイクロン社の製品に比較的深刻なサイバーセキュリティ・リスクが見つかったとして、同社製品を購入しないよう重要インフラの運営者に警告した。
中国サイバー空間管理局(CAC)は声明で、「この部品は重要な情報インフラのサプライチェーンに重大なセキュリティリスクを引き起こし、国家安全保障に影響を及ぼす」と述べた。
同社のメヘロトラCEOはきょう、広島のマイクロン工場で会見し、中国で販売されたマイクロン製品の審査が終了したというCACの通知を受け取ったことを明らかにしたうえで、「今回の決定を精査し、次のステップを検討している。中国当局との協議継続を楽しみにしている」と述べた。
米商務省は声明で、「中国政府の決定は事実無根であり、同盟国と伴に業界の混乱を抑える努力を続ける」と述べた。
(NY時間09:41)
マイクロン<MU> 66.12(-2.05 -3.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美