株価指数先物【昼のコメント】 買い一巡後はこう着も、押し目狙いのロング対応は継続
日経225先物は11時30分時点、前日比280円高の3万1310円(+0.90%)前後で推移。寄り付きは3万1260円とシカゴ日経平均先物清算値(3万1215円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。現物の寄り付き直後に付けた3万1230円を安値にロング優勢の動きとなり、中盤にかけて一時3万1360円まで買われる場面が見られた。買い一巡後はこう着感が強まったものの、3万1300円~3万1350円処と高値圏での推移を継続。
日経225先物は過熱感が警戒されるなか買い先行で始まり、寄り付き後ほどなくして3万1300円を回復し、ナイトセッションで付けた高値3万1290円を突破した。これにより、短期筋のショートカバーを誘った面がありそうだ。買い一巡後のこう着で、後場は利食い優勢となる可能性はありそうだが、終盤にかけてショートカバーを強めてくる状況が続いていることもあり、押し目狙いのロング対応を継続したいところだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.32倍に上昇した。昨年12月高値の14.31倍を上回ってきたため、いったんはNTロングのリバランスが入りやすい水準である。ただし、トレンドとしては昨年8月の14.58倍が意識されやすく、調整場面ではNTロングでのスプレッドを狙った、ポジション組成のスタンスとなろう。
株探ニュース