ロウズ、既存店売上高が予想以上の減収となったほか通期見通しも下方修正 株価は上昇=米国株個別
取引開始前にホームセンター大手のロウズ<LOW>が2-4月期(第1四半期)の決算を発表。既存店売上高が予想以上の減収となったほか、通期見通しも下方修正した。
予想以上の木材のデフレと、予想を下回るDIYの裁量消費を理由に、より慎重な見通しを示した。アナリストからは、この下方修正は十分ではない可能性があるとの指摘も出ている。「既存店売上高の見通しがライバルのホーム・デポ<HD>の見通しを上回っており、今回更新された見通しは楽観的とみなされる可能性がある」と述べている。
ただ、株価は時間外で軟調に推移していたものの、取引開始後は買いが先行。
(2-4月・第1四半期)
・既存店売上高:-4.3%(予想:-3.3%)
・1株利益(調整後):3.67ドル(予想:3.43ドル)
・売上高:223.5億ドル(予想:216.5億ドル)
・粗利益率(調整後):33.7%(予想:33.8%)
・営業利益率(調整後):14.7%(予想:14.1%)
(通期見通し)
・既存店売上高:-2~-4%(従来:-2~0%)(予想:-1.9%)
・1株利益(調整後):13.20~13.60ドル(従来:13.60~14.00ドル)(予想:13.66ドル)
・売上高:870~890億ドル(従来:約880~900億ドル)(予想:885億ドル)
・営業利益率(調整後):13.4~13.6%(従来:13.6~13.8%)(予想:13.3%)
(NY時間09:46)
ロウズ<LOW> 205.89(+2.74 +1.35%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美