米新築住宅販売件数 中古住宅が品薄な中で新築の購入者が増加
日本時間23時に4月の米新築住宅販売件数が発表され、年率換算で68.3万件と前回の修正値から予想以上の増加となった。2ヵ月連続の増加。高金利の影響で中古住宅が品薄となっており、価格も上昇する中、新築を選択する購入者が増えていることが示されている。
住宅ローン金利が2021年末の約2倍の水準にあるにもかかわらず、中古住宅の在庫が不足しているため、消費者は新築を受け入れている。さらに、建設業者のセンチメントは10ヵ月ぶりの高水準にあり、販売見込みに対する楽観的な見方が増えていることも影響している。南部では販売件数が約18%増加し、昨年初め以来最も速いペースとなった。また、中西部でも購入が活発化した。
米新築住宅販売件数(4月)23:00
結果 68.3万件
予想 66.2万件 前回 65.6万件(68.3万件から修正)
中間価格 42.088万ドル(45.58万ドル)
平均価格 50.10万ドル(55.92万ドル)
在庫水準 7.6カ月分(7.9カ月分)
()は前回
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美