本日注目すべき【好決算】銘柄 中国電、メック、ブックオフG (23日大引け後 発表分)
5月23日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
中国電 <9504> [東証P] ★非開示だった今期経常は黒字浮上、2期ぶり10円で復配へ
◆非開示だった24年3月期の業績予想は連結経常損益が800億円の黒字(前期は1067億円の赤字)に浮上する見通しとなった。5月19日に電気料金の値上げが認可されたことを受けて業績予想を開示した。電気料金見直しによる収支改善効果に加え、燃料価格の下落によって燃料費調整制度の期ずれ差損が縮小することが寄与する。
併せて、未定としていた年間配当は10円(前期は無配)を実施する方針とした。2期ぶり復配となる。
メック <4971> [東証P] ★今期最終を28%上方修正
◆23年12月期の連結最終利益を従来予想の13.5億円→17.3億円に28.1%上方修正。減益率が55.9%減→43.5%減に縮小する見通しとなった。兵庫県西宮市に保有する土地・建物(旧西宮工場)の売却に伴い、売却益5.5億円が発生することが最終利益を押し上げる。
岩崎通 <6704> [東証P] ★今期最終を2.6倍上方修正
◆24年3月期の連結最終損益を従来予想の5億円の黒字→13億円の黒字(前期は11.8億円の赤字)に2.6倍上方修正した。子会社groxiの全保有株式をエレコム <6750> [東証P]に売却することに伴い、売却益8億円が発生することが最終利益を押し上げる。
ブックオフG <9278> [東証P] ★今期配当を3円増額修正
◆23年5月期の期末一括配当を従来計画の22円→25円(前期は20円)に増額修正した。期初予想を大幅に上回る好調な業績などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。権利付き最終日の29日を前に、配当取りを狙う動きが期待される。
株探ニュース