29日の株式相場見通し=3日続伸、欧米株高でリスク選好が続く

市況
2023年5月29日 8時01分

29日の東京株式市場は主力株を中心に海外投資家の買い攻勢が続き、日経平均株価は3日続伸し、3万1000円台で更に上値指向を強める展開となりそうだ。前週末の欧州株市場がほぼ全面高に買われたほか、米国株市場ではNYダウが満を持して切り返す格好となった。相場の重荷となっていた米債務上限問題だが、バイデン米大統領とマッカーシー下院議長との間で基本合意に至ったことで、先行き不透明感が大きく後退した。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は特に買いが顕著で、NYダウの2倍以上の上昇率を示している。これを受けて、東京市場も主力銘柄への海外投資家の買いが一段と厚みを増すことが予想される。外国為替市場ではリスクオンを映してドル買い・円売りの動きが加速、1ドル=140円台まで円安に振れていることで、これも輸出セクターを中心に追い風材料となりやすい。日経平均は前週末までの12営業日でサイコロジカルラインが10勝2敗とかなり強気に傾いているが、ここ個別株を見ると値下がり銘柄数の多さが目立ち、東証プライム市場の騰落レシオは114%台まで低下している。全体指数が上昇するなか、中小型株へのリターンリバーサルの動きが出るかどうかも注目される。

26日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比328ドル69セント高の3万3093ドル34セントと6日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同277.594ポイント高の1万2975.688だった。

日程面では、きょうは特に目立ったイベントは見当たらないが、韓国や英国の株式市場が休場となるほか、米国もメモリアルデーの祝日で株式・債券市場ともに取引は行われない。

出所:MINKABU PRESS

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