ダウ平均は続落 本日はナスダックも反落 月末と米雇用統計を控えたポジション調整も=米国株前半
NY株式31日(NY時間12:51)
ダウ平均 32812.59(-230.19 -0.70%)
ナスダック 12907.21(-110.22 -0.85%)
CME日経平均先物 30695(大証終比:-155 -0.51%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。きょうはナスダックも下落している。相場をリードしていたエヌビディア<NVDA>が反落しており、IT・ハイテク株は軟調に推移。
本日は月末ということで、5月の上昇の調整が出ている模様。市場からは、エヌビディアを筆頭に人工知能(AI)関連株が活発に取引されているが、その他のセクターへの広がりがないとの指摘が出ている。米債務上限問題はまだ完全な着地を見せていないものの、概ねデフォルト(債務不履行)は回避できると楽観視している。
そのような中で、FRBの追加利上げへの警戒感が高まっており、米株式市場を圧迫。金曜日には米雇用統計も発表され、それに向けてのポジション調整も出ているようだ。年後半にかけての米景気後退への懸念が依然として根強い中、ここに来て中国経済の弱さを示す指標が相次いでいることも雰囲気を悪化させている。特に原油相場から鉄鉱石まで商品相場が下落しており、エネルギーなどの資源株の下落が投資家心理を圧迫している模様。
「中国の成長ストーリーは明らかに大きな失望感を与えている。米景気後退のリスクもあり、リスク資産に大量に投資するような環境ではない」との指摘も出ている。
アップル<AAPL> 178.60(+1.30 +0.73%)
マイクロソフト<MSFT> 328.20(-3.02 -0.91%)
アマゾン<AMZN> 119.26(-2.40 -1.97%)
アルファベットC<GOOG> 123.73(-0.91 -0.73%)
テスラ<TSLA> 196.69(-4.47 -2.22%)
メタ・プラットフォームズ<META> 261.36(-1.16 -0.44%)
AMD<AMD> 118.98(-6.29 -5.02%)
エヌビディア<NVDA> 382.12(-19.00 -4.74%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美