ルーシッドが大幅安　増資計画を嫌気　時間的価値を高めるものだとの指摘も＝米国株個別

電気自動車（ＥＶ）のルーシッド<LCID>が大幅安。前日引け後に増資計画を発表した。１億７３５０万株を公募するほか、筆頭株主のサウジ政府系ファンドのパブリック・インベストメント・ファンド（ＰＩＦ）への第３者割当増資で２億６５７０万株を発行し、１８億ドルを調達する。合計で約３０億ドルを調達したい意向。

今回の調達資金は２０２４年と２０２５年までの運営資金に充当される予定で、２０２３年度中に２４億ドルのキャッシュを消費し、２０２４年に２２億ドル、２０２５年に１２億ドルを消費する予定。

同社がこのような多額のエクイティ・ファイナンスを利用できることはユニークであり、自己資金で運営できるようになるために必要な事業、コストポジション、戦略の変更を検討するための時間的価値を高めるものだとの指摘も出ている。

（NY時間10:18）

ルーシッド<LCID>　6.56（-1.21　-15.53%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美