今日の為替市場ポイント:米6月利上げの可能性低下でドルは伸び悩む可能性

通貨
2023年6月6日 8時12分

5日のドル・円は、東京市場では139円96銭から140円45銭まで上昇。欧米市場では140円45銭から139円25銭まで下落し、139円56銭で取引終了。本日6日のドル・円は主に139円台で推移か。6月利上げの可能性は低下しており、ドルは伸び悩む可能性がある。

米供給管理協会(ISM)が6月5日発表した5月非製造業景況指数(総合)は市場予想を大幅に下回る50.3にとどまった。新規受注、雇用、支払い価格はいずれも4月実績を下回った。この結果を受けて6月利上げの可能性は再び低下した。総合指数は節目の50を維持しているが、予想外の悪化となった。6月以降の動向が注目されるが、5月の新規受注指数は大幅に低下しており、総合指数の改善は期待できないとの見方が多いようだ。

5月雇用統計で非農業部門雇用者数は市場予想を大幅に上回ったことから、「6月13-14日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で追加利上げが行われる可能性は消えていない」との見方が浮上したが、5月ISM非製造業景況指数(総合)の予想外の低下を受けて利上げ停止の可能性が一段と高まった。

《CS》

提供:フィスコ

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