シエナが決算受け大幅安 受注に逆風が吹いているとの指摘も=米国株個別
通信機器のシエナ<CIEN>が大幅安。取引開始前に2-4月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。主力のネットワーク・プラットフォームが好調だった。サプライチェーンの能力の向上により、記録的な受注残を消化した。売上高はすべての垂直市場において好調で、テレコムとダイレクト・ウェブスケールが牽引。
ただ、株価は大幅安。下半期には勢いが弱まるとの見方も出ている。同社のダイレクト・ウェブスケール事業が若干軟調な点を指摘し、受注に逆風が吹いているという。
受注はサプライチェーンとマクロの逆風の2つの側面で逆風にさらされていると指摘。電話会議でガイダンスを引き上げていたが、主にそれは供給増によってもたらされているという。
(2-4月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.74ドル(予想:0.60ドル)
・売上高:11.3億ドル(予想:10.9億ドル)
ネットワーク・プラットフォーム:9.15億ドル(予想:8.87億ドル)
・粗利益率(調整後):43.7%(予想:42.4%)
・EBITDA(調整後):1.80億ドル(予想:1.49億ドル)
【企業概要】
ネットワーク事業者が次世代ネットワークを管理するためのソリューションを提供。世界市場において、通信サービスプロバイダー・政府・企業等向けに、通信ネットワーク上のビデオ・データ・音声・サービス配信および管理サポートのソフトウェア・ハードウェア・サービスを提供する。
(NY時間10:19)
シエナ<CIEN> 42.44(-5.07 -10.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美