ゼオンは急反落、中計の配当性向方針に物足りなさ
日本ゼオン<4205>は急反落。この日、27年3月期を最終年度とする中期経営計画(第2フェーズ)を発表し、配当性向について30%以上を維持する方針を示した。ただ、前期実績と今期見通しの配当性向が高水準なこともあって、物足りないと受け止めた向きの売りが先行している。
利益成長にあわせた株主還元の拡大を目指すとし、配当性向以外では安定的・継続的な配当の実施、市況や資金需要などを勘案した機動的な自己株式の取得を掲げた。最終年度の業績目標については売上高5100億円(今期予想3990億円)、営業利益580億円(同240億円)とした。