スティッチ・フィックスが決算受け上昇 英国の撤退と2つの配送センター閉鎖を検討=米国株個別
アパレルのスティッチ・フィックス<SFIX>が上昇。前日引け後に2-4月期決算(第3四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、EBITDAも予想を上回った。ただ、第4四半期のガイダンスは予想を下回る見通しを示している。同社はまた、英国の撤退と米国の2つの配送センターの閉鎖を検討していることを明らかにした。
アナリストは「英国の撤退と米国の2つの配送センター閉鎖による経費の規律改善はポジティブだ」と述べている。一方、「同社は人工知能(AI)への投資を増やしているが、レガシーな小売業者においてもチャットGDPのようなチャットボットの採用が増加する可能性があり、中期的に同社はリスクにさらされる可能性がある。競争の脅威の中で収益への戦略が不明確だ」とも指摘した。
(2-4月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-0.19ドル(予想:-0.29ドル)
・売上高:3.95億ドル(予想:3.89億ドル)
・アクティブ・クライアント:348万人(予想:343万人)
・クライアント単価:502ドル(予想:511ドル)
・EBITDA(調整後):1010万ドル(予想:114万ドル)
(5-7月・第4四半期見通し)
・売上高:3.65~3.75億ドル(予想:3.78億ドル)
・EBITDA(調整後):0~1000万ドル(予想:780万ドル)
【企業概要】
アパレル・靴・アクセサリーをウェブサイトまたはモバイルアプリを通じて販売。独自のアルゴリズムを活用し、顧客が登録したスタイルプロフィールからパーソナライズされたアイテムの組み合わせを推奨。顧客との長期的な信頼関係の構築に取り組む。
(NY時間09:48)
スティッチ・フィックス<SFIX> 4.88(+1.20 +32.61%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美