スマートシートが決算受け大幅安 売上高見通しを嫌気=米国株個別
ソフトウエア開発のスマートシート<SMAR>が大幅安。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期の1株利益の見通しを上方修正している。
ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスの売上高見通しを嫌気している模様。アナリストからは「大口顧客への販売サイクルの長期化やその他のマクロ的な圧力に見舞われ、第2四半期の売上高予測は予想を大幅に下回っている」との指摘が聞かれた。
また、「同社は通期の売上高見通しを維持しているが、投資家はガイダンスに組み込まれている下半期の急速な売上高の加速見通しを精査する可能性がある」とも述べた。
(2-4月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.18ドル(予想:0.08ドル)
・売上高:2.20億ドル(予想:2.14億ドル)
・FCF(調整後):3130万ドル(予想:2670万ドル)
(5-7月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.07~0.08ドル(予想:0.08ドル)
・売上高:2.28~2.31億ドル(予想:2.30億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):0.37~0.44ドル(従来:0.31~0.38ドル)(予想:0.35ドル)
・売上高:9.43~9.48億ドル(予想:9.46億ドル)
・FCF(調整後):1.10億ドル
【企業概要】
顧客企業や組織に、作業の計画・取込み・管理・自動化・レポート作成の機能を持つプラットフォームを提供し、業務改善をサポート。ユーザーは、グリッド・プロジェクト・カレンダー等を使用して作業を計画・管理するが、殆どトレーニングを受けずに、ワークフローをニーズに合わせてカスタマイズすることが可能となる。
(NY時間09:48)
スマートシート<SMAR> 39.66(-9.34 -19.06%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美