レント・ザ・ランウェイが決算受け大幅安　ガイダンスを嫌気＝米国株個別

衣料品レンタルのレント・ザ・ランウェイ<RENT>が大幅安。前日引け後に２－４月期決算（第１四半期）を発表し、売上高が予想を上回ったほか、１株損益の赤字が予想ほど膨らまなかった。ただ、株価は冴えない反応を示している。ガイダンスを嫌気している模様。第２四半期の売上見通しが予想を下回り、加入者獲得のためのプロモーションの縮小が痛手となっている。

アナリストは「同社の通期ガイダンスを確認したが、その目標達成は下半期の売上げ回復にかかっている」と強調。マクロ的な不確実性の中で、この銘柄を「ショー・ミー・ストーリー（証拠を見せてくれ）」にしているという。

（２－４月・第１四半期）

・1株損益（調整後）：-0.46ドル（予想：-0.48ドル）

・売上高：7420万ドル（予想：7320万ドル）

・EBITDA（調整後）：450万ドル（予想：163万ドル）

・アクティブ会員数：14万5220人（予想：14万4000人）

（５－７月・第２四半期見通し）

・売上高：7700～7900万ドル（予想：8100万ドル）

・EBITDAマージン（調整後）：7～8％

（通期見通し）

・売上高：3.2～3.3億ドル（予想：3.25億ドル）

・EBITDA（調整後）：7～8％

【企業概要】

eコマースを通じて、サブスクリプションベースで消費者にアパレル・アクセサリのレンタルと返却用サービスを提供。再販サービスを通じて商品の購入も可能にする。イブニングウェアやアクセサリー、プレタポルテ、ワークウェア、ジュエリー、ハンドバッグ、その他幅広い商品を取り扱う。

（NY時間10:13）

レント・ザ・ランウェイ<RENT>　2.34（-0.47　-16.61%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美