シーイーシーが一時20%高、顧客のICT投資堅調で上期業績予想を上方修正
シーイーシー<9692>が続急伸して一時、前週末比288円(20.1%)高の1724円に買われ、年初来高値を更新している。前週末9日の取引終了後、第2四半期累計(2~7月)連結業績予想について、売上高を248億円から256億円(前年同期比9.0%増)へ、営業利益を25億5000万円から30億円(同52.3%増)へ、純利益を17億7000万円から20億7000万円(同40.8%減)へ上方修正したことが好感されている。
第1四半期において、主要顧客である製造業を中心にICT投資が堅調に推移し、注力事業・主力事業ともに、計画を上振れて着地したことが要因という。特に注力事業ではDX推進を背景としたニーズが増加傾向にあり、売り上げの伸長に加えて高収益商談の獲得が進んだことも寄与する。なお、24年1月期通期業績予想は、売上高510億円(前期比5.8%増)、営業利益55億5000万円(同26.9%増)、純利益38億4000万円(同25.9%減)の従来見通しを据え置いている。
同時に発表した第1四半期(2~4月)決算は、売上高132億2200万円(前年同期比12.0%増)、営業利益18億4200万円(同2.0倍)、純利益12億8600万円(同53.6%増)だった。