ラクーンHDが3日ぶり反落、戦略的な広告投資実行で今期最終減益見通し
ラクーンホールディングス<3031>が3日ぶりに反落した。12日の取引終了後、23年4月期の連結決算発表にあわせ、24年4月期の業績予想を開示した。最終利益は5億3000万~6億5000万円(前期比20.8~2.8%減)となる見通しを示した。減益予想を嫌気した売りが優勢となっている。
売上高は62億4000万~64億4000万円(同17.3~21.0%増)を見込む。年間配当は前期と横ばいの18円を計画する。あわせて、取得総数70万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.1%)、取得総額7億円を上限とする自社株買いの実施も発表した。
今期は戦略的な広告投資を実施する予定という。更に同社は、ラクーンコマースが運営する卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」において、今年秋ごろをメドに、仕入れ事業者向けの新会員プランを開始するとも発表している。