NY外為:ドル買い再開、FOMC金利据え置きも年内あと2回の追加利上げ見通し
米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を5.00-5.25%に据え置くことを決定した。「政策金利据え置きで、FOMCが追加データを見直す余地が生まれる」とした。同時に、雇用の伸びは力強く、失業率は依然低くインフレリスクにかなり注視していくとした。また、スタッフ予想では年内あと2回の利上げ見通しが明らかになった。
米国債相場は反落。ドル買いも再開しドル・円は139円台前半から140円07銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0864ドルの高値から1.0809ドルまで反落した。
【金融政策】・米連邦公開市場委員会(FOMC)・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を5.00-5.25%に据え置き決定【FOMC】「決定は全会一致」「追加引き締めの程度は経済次第」「インフレは上昇、インフレリスクにかなり注視」「政策金利据え置きで、FOMCが追加データを見直す余地」「過去の引き締めやその影響の遅行性を考慮」「経済活動は緩やかなペースで拡大」「米国債、住宅ローン担保証券の削減を同じペースで継続へ」「雇用の伸びは力強く、失業率は依然低い」
《KY》