ダウ先物は45ドル安で推移 FOMC後の流れが続く=米国株

市況
2023年6月15日 22時14分

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:51)

ダウ先物 34239(-45.00 -0.13%)

S&P500 4404.50(-14.00 -0.32%)

ナスダック100先物 15121.75(-77.50 -0.51%)

米株価指数先物市場でダウ先物は45ドル安で推移しており、本日も軟調なスタートとなりそうだ。ナスダック100も下落。前日のFOMCを受けての利益確定売りの流れが続いているようだ。FRBは利上げを一時停止したものの、年内にあと2回の追加利上げの可能があることを示唆した。市場では想定以上にタカ派色が強かったとの印象が広がっている。

パウエル議長の会見では利上げペースについては慎重さも覗かせた。これまでは毎会合ごとに急速な利上げを実施してきたが、利上げサイクルも8合目まで来ており、この先は経済指標を確認しながら、慎重に頂上にアプローチして行きたいといったところなのかもしれない。

市場も7月については0.25%ポイントの利上げの可能性を有力視しているものの、それ以降については未知数といった状況で、2回目の追加利上げを積極的に織り込む動きまでは見られていない。

市場からは、「今回の決定はFRBが金利サイクルの上昇段階から調整段階に移行したことを示しているが、必要に応じて追加利上げを行う用意があることに疑いはない。しかし、今後の動きは、より制限的な金利スタンスが正当化されることを示すデータに基づいて、より断続的に、より小幅に行われる」との指摘も出ている。

先ほど5月の米小売売上高や米新規失業保険申請件数が発表になっていたが、米小売売上高は強い内容だったものの、米新規失業保険申請件数は米労働市場の緩和を示す弱い内容となった。特に株式市場の反応は限定的となっている。

取引開始前にスーパーのクローガー<KR>が決算を発表し、時間外で株価は軟調な反応が見られている。1株利益は予想を上回ったものの、期待ほどではなかったほか、通期の1株利益の見通しも据え置いたことが嫌気されている模様。

なお、引け後にはアドビ<ADBE>が決算を予定している。

(NY時間09:01) 時間外

クローガー<KR> 45.65(-1.56 -3.30%)

アップル<AAPL> 183.58(-0.37 -0.20%)

マイクロソフト<MSFT> 336.70(-0.64 -0.19%)

アマゾン<AMZN> 125.38(-1.04 -0.82%)

アルファベット<GOOG> 123.68(-0.70 -0.56%)

テスラ<TSLA> 249.09(-7.70 -3.00%)

メタ・プラットフォームズ<META> 271.63(-1.72 -0.63%)

AMD<AMD> 125.10(-2.23 -1.75%)

エヌビディア<NVDA> 424.71(-5.26 -1.22%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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