バーブが上昇　イーライリリーと独占的な研究提携を締結＝米国株個別

バオイテクノロジーのバーブ・セラピューティクス<VERV>が上昇。リポタンパクを標的とした前臨床段階の遺伝子編集プログラムを推進するため、イーライリリー<LLY>と独占的な研究提携の締結を発表した。

同社は契約一時金と株式で６０００万ドルを受け取り、最大４億６５００万ドルのマイルストーンと世界的な売上高に応じた段階的なロイヤルティを受け取る。これで同社は２０２６年までのキャッシュ・ランウェイ（現金不足に陥るまでの残存期間）が確保される。同社はフェーズ１の完了までプログラムの研究開発を進め、イーライリリーはその後の開発および商業化を担当。

【企業概要】

心血管疾患（ＣＶＤ）治療の新たなアプローチを開拓し、生体内での遺伝子編集による新たな治療法を開発する。ＰＣＳＫ９やＡＮＧＰＴＬ３遺伝子に着目し、自然の疾患抵抗性変異を模倣、特定の遺伝子をオフにすることで血中脂質を低下させ、動脈硬化性心疾患（ＡＳＣＶＤ）のリスクを低減させる。

（NY時間10:11）

バーブ<VERV>　18.03（+0.93　+5.45%）

イーライリリー<LLY>　454.01（+6.29　+1.40%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美