個人投資家・有限亭玉介:AI・人工知能が作る未来に向けて投機資金が流入中!強い株とは?【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2023年6月12日10時に執筆
AI(人工知能)関連がこぞって物色されておりますが、AIという文字を見て飛びつくのは危険ですな。AIに携わる業務であっても、業務内容によっては将来性が全く異なりますからねぇ。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
この時期になりますと日本政府が発表する、いわゆる「骨太の方針」が注目されやすいですな。今年の方針には5月に開かれたAI戦略会議の結果も盛り込まれておりますので、政府がどのようにAI分野へ傾注するのかチェックする必要があります。「半導体・デジタル産業戦略」についても改定を取りまとめ、6月6日に公表されました。
言わずもがな、AIの普及により国際的なルール作りも急務となっています。AIを使えば数秒で文章やイラストが完成してしまうわけですから、知的財産の保護に関して懸念もあるようですな。日本はアニメ・マンガなど、「ガラパゴス」と揶揄される独自文化も含め、コンテンツ大国ですから、慎重になるのも頷けます。AIの黎明期でこのクオリティとなれば、数年後のAIは現在の質とは段違いでしょうな。
ChatGPTに始まりエヌビディアの思惑を受けて、AI関連の急動意は嬉しいサプライズでした。業務内容に「AI」と記載されているグロース株がこぞって買われたような印象を受けましたが、当然ながら実力のある企業か慎重に銘柄選定をしなければなりません。
日本企業でもChatGPTを自社サービスに導入する企業が増えてきました。しかしながら、ChatGPTに匹敵するような生成AIを、ゼロから創り上げる日本企業は見当たりませんねぇ。日本からもOpenAI社のような世界を沸かせる企業が生まれる日は来るのでしょうか…さて、今回もAI関連をメインにチェックして参ります。
ChatGPTなどのAIを経営に組み込むサービスの開始が好感されたSpeee<4499>は、5月中旬から物色されている模様です。直近では三菱UFJ信託銀行やUAEの外資企業などと、ステーブルコイン向けインフラ構築の技術提携を開始した事が好材料となりました。底値圏からトレンド転換できるか監視中です。
AIを活用した業務効率化を支援するCIJ<4826>と事務作業代行ソフト「BizRobo」を手掛けるRPAホールディングス<6572>は、AIによる自動化や生産性向上の思惑から買いが流入しております。AIの精度が向上して、ルーティンワークを担うAIの導入が急速に広まっております。両社ともAI関連として、直近で窓を開けて動意しましたな。
鮮やかな上昇トレンドを築いているヘッドウォータース<4011>は、「Azure OpenAI Service」を最短1日で始められる「Power Platform」向けAIチャットボット導入サービスの開始を発表すると好感されました。年初来高値をどこまで塗り替えるか注視です。
6月6日、自社開発のAIレビューツール「KIBIT Automator(キビットオートメーター)」に、新アルゴリズムを実装したと発表したFRONTEO<2158>は、底値圏から25日・75日線を上抜きました。業績も24年3月期は黒字転換する予想ですので、AIブームを受けて株価も復調できるか監視です。
AIを活用したビッグデータ解析やコンサル、チャットボットなどを手掛けるTDSE<7046>もAIブームを受けて物色されていたようですな。それに拍車をかけるように、6月9日にNTTデータ<9613>が独自生成AIを年内に開発すると報じられ、NTTデータとAIビジネスの拡大に向けた資本業務提携をしている同社に食指が伸びているようなので注目です。
最後は金融業界向けシステムを手掛けるニーズウェル<3992>です。昨年10月に傘下となった子会社コムソフトとのシナジー効果で、技術者不足を補い受注が堅調との事。23年9月期の業績も急拡大する予想で、長期での上昇トレンドは目を見張るものがありますな。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《TY》