話題株ピックアップ【夕刊】(3):データセク、レカム、ピアズ
■データセクション <3905> 407円 +80 円 (+24.5%) ストップ高 本日終値
データセクション<3905>が急騰。中小型株に物色の矛先が向かうなか、人工知能(AI)関連に相次いで人気化する銘柄が目立つ。そのなか、株価が300円台と値ごろ感があり、業績もトップラインの伸びが顕著な同社株に出遅れ修正高狙いの買いが集中した。株価は2015年1月に1730円の高値をつけた実績がある。AIを活用した小売店販促支援ビジネスを手掛け、海外展開にも力を入れているが、損益面でも24年3月期は営業黒字化が見込まれ、25年3月期以降は飛躍期入りが期待されている。「ChatGPT(チャットGPT)」は既存サービスとの連携で商品化を模索している。
■レカム <3323> 103円 +14 円 (+15.7%) 本日終値
レカム<3323>が高い。同社はきょう、子会社のレカムDXソリューションズ(RDX)がチャイナ・モバイル・インターナショナル・リミテッド(CMI、東京都千代田区)と進化型AI-RPAサービスの販売で業務提携したと発表。RDXは今年4月に独自の進化型AI-RPAサービスの独占販売会社として設立され、デジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューションの販売促進、支援、コンサルティングに関する業務を行っている。CMIは日本国内の企業にさまざまなソリューションサービスを展開しており、その一環として進化型AI-RPAサービスをCMIの顧客に対して提供することでRDXと合意に至ったという。
■ピアズ <7066> 2,571円 +240 円 (+10.3%) 一時ストップ高 本日終値
ピアズ<7066>が続急伸。19日の取引終了後、7月20日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることで、投資家がより投資しやすい環境を整えるとともに、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的としている。
■テンアライド <8207> 278円 +22 円 (+8.6%) 本日終値
テンアライド<8207>が急伸。19日の取引終了後、株主優待制度の拡充を発表し、材料視されたようだ。9月末日を基準日とする株主優待制度から新たに、1500株以上を保有する株主に対し1万5000円分(年間ベースで3万円分)の株主優待券を贈呈する。株主名簿確定基準日(3月末日及び9月末日)において、1500株以上の保有を同一株主番号で連続して3回以上、株主名簿に記録または記載された株主を対象に、追加で3000円分(同6000円分)の株主優待券を贈呈する。
■タメニー <6181> 121円 +8 円 (+7.1%) 本日終値
タメニー<6181>が3日続伸。同社は19日取引終了後、LGBT向けパートナー紹介サービスを手掛けるリザライ(東京都渋谷区)と提携したと発表。リザライを通じてパートナーと結ばれた顧客に対し、優待価格でフォトウェディングサービスを提供するとしており、これが買い材料となったようだ。
■HOUSEI <5035> 700円 +40 円 (+6.1%) 本日終値
HOUSEI<5035>は急伸。新聞や出版などの紙媒体を主要顧客にシステム開発や運用を主力展開するほか、越境ECなども手掛けている。19日取引終了後、人工知能(AI)顔認証端末「WelcomID」を活用したオフィスセキュリティーに特化したサービス「入退室管理ソリューション」の提供を開始したことを発表、これが投資資金を呼び込む材料となった。同ソリューションは人手不足やセキュリティー不安などを解消するものとして、今後の需要獲得が期待される。
■BEENOS <3328> 2,001円 +98 円 (+5.2%) 本日終値
BEENOS<3328>が後場急伸。同社はきょう、子会社のBEENOS Entertainmentがアニマックスブロードキャスト・ジャパン(東京都港区)との協業を開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。この協業により、BEENOS Entertainmentはアニマックスブロードキャスト・ジャパンが運営するアニメ専門チャンネル「アニマックス」で取り扱うアニメグッズのショッピングサイト「ANIMAXストア」の制作・運営のサポートを開始するとともに、グッズの企画サポート・制作など総合的にエンタメのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するとしている。
■ロボペイ <4374> 1,823円 +74 円 (+4.2%) 本日終値
ROBOT PAYMENT<4374>が4日続伸。この日の寄り前、請求・債権管理クラウド「請求管理ロボ」の単月の請求件数が10万件/社を突破したと発表しており、好材料視された。「請求管理ロボ」は、今までエクセルと手作業で行っていた請求・集金・消込・催促といった作業を全て自動化し、請求業務を大幅に削減させるクラウドサービス。15年にサービス提供を開始以降、開発チームが試行錯誤を繰り返すことで、1社単月10万件以上の請求書の大量発行を実現したという。
■ネオジャパン <3921> 1,078円 +37 円 (+3.6%) 本日終値
ネオジャパン<3921>がしっかり。午前11時ごろ、タイ子会社ネオ・タイ・アジア社が、リコー<7752>グループのリコー・タイランドと販売代理店契約を締結したと発表しており、好材料視された。今回の提携により、リコー・タイランドは「desknet’s NEO」及び「AppSuite」の提案・販売、導入支援、導入後のサポート提供を行うとしており、タイ全国への販売拡大を目指すとしている。
■アミタホールディングス <2195> 834円 +21 円 (+2.6%) 本日終値
アミタホールディングス<2195>が動意。午前10時ごろ、互助共助コミュニティー型資源回収ステーション「MEGURU STATION」における再生資源のトレーサビリティーシステムの開発を開始したと発表。これを材料視した買いが入った。ブロックチェーン技術を用いてマテリアルフローの可視化を目指すという。今年度中にメーカー複数社とともに同システムの有用性評価を行い、サーキュラーマテリアル(循環資源)の積極活用を推進する見通し。
●ストップ高銘柄
クボテック <7709> 306円 +80 円 (+35.4%) ストップ高 本日終値
マキュリRI <5025> 965円 +150 円 (+18.4%) ストップ高 本日終値
Globee <5575> 3,300円 +500 円 (+17.9%) ストップ高 本日終値
ラストワンマイル <9252> 4,630円 +700 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値
ぷらっとホーム <6836> 1,106円 +150 円 (+15.7%) ストップ高 本日終値
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース