東京株式(前引け)=続伸、欧米株安も朝安後に切り返す展開
21日前引けの日経平均株価は前営業日比134円62銭高の3万3523円53銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億2345万株、売買代金概算は1兆9028億円。値上がり銘柄数は1356、対して値下がり銘柄数は419、変わらずは58銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方に売りが先行したが、その後は主力株中心に根強い買いが入り、日経平均はその後一貫して戻り足となった。前日の欧米株市場がほぼ全面安商状となり、パウエルFRB議長の議会証言を控え、きょうは上値の重さが意識されやすいところ。外国為替市場でもドル安・円高傾向となるなかリスク回避ムードは拭えなかったが、引き続き海外投資家を中心に押し目には高水準の買いが観測される状況だ。値上がり銘柄数は全体の74%を占めるなど、個別株物色意欲の強さが目立っている。
個別では売買代金トップに躍り出たソフトバンクグループ<9984>が上昇したほか、ソシオネクスト<6526>も商いを伴い高い。アドバンテスト<6857>も買いが優勢。日本航空<9201>も強い動き。SMC<6273>も買われた。コニシ<4956>が急騰、雪国まいたけ<1375>も値を飛ばした。ダイコク電機<6430>も大幅高。半面、トヨタ自動車<7203>が冴えず、ソニーグループ<6758>も軟調。さくらインターネット<3778>も利益確定売りに押された。三栄建築設計<3228>が大幅安、JNSホールディングス<3627>も利食われた。