東京株式(前引け)=小幅続伸、朝安後に押し目買いで下げ渋る

市況
2023年6月22日 11時47分

22日前引けの日経平均株価は前営業日比49銭高の3万3575円63銭とわずかながら続伸。前場のプライム市場の売買高概算は7億3126万株、売買代金概算は2兆364億円。値上がり銘柄数は1130、対して値下がり銘柄数は627、変わらずは76銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は売り買い交錯のなか、日経平均株価が前日終値近辺でもみ合う展開となった。欧米株安を受け朝方は利益確定売りが優勢だったものの、内需株中心に押し目買いの動きが活発化し、前日終値とほぼ同水準で前場の取引を終えた。半導体主力株が利食われた一方、銀行や総合商社株が買われ全体相場を支えた。値上がり銘柄数は6割強を占め、TOPIXの上げ幅が相対的に大きい。売買代金は2兆円を上回るなど高水準だった。

個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが大きく買われ、三菱商事<8058>、三井物産<8031>など総合商社株も値を飛ばした。テスホールディングス<5074>が値上がり率トップとなり、インフォマート<2492>、ファーマフーズ<2929>も値を飛ばした。半面、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>。ソシオネクスト<6526>など半導体関連が大幅安。キーエンス<6861>、SMC<6273>などFA関連株も売られた。ネットプロテクションズホールディングス<7383>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、さくらインターネット<3778>なども安い。

出所:MINKABU PRESS

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