逆イールドが加速し、景気後退懸念を示唆
一般的に国債の逆イールドは投資家が景気後退を懸念していることを示す。米国債の2-10年債の逆イールドは1%ポイント超まで拡大している。
多くのアナリストはこの現象を、短期的に金利が上昇し続け、最終的には景気が行き詰まり、FRBが利下げを行うことになると投資家が予想していることの表れだと見ている。米大手銀のアナリストは、来年第1四半期に1.0%、第2四半期には0.5%のマイナス成長を見込み、先行きは穏やかな景気後退になると見ていると指摘した。
米国債利回り(NY時間11:48)
2年債 4.771(-0.020)
10年債 3.742(-0.052)
30年債 3.817(-0.052)
期待インフレ率 2.228(-0.010)
※期待インフレ率は10年債で算出
2-10年債利回り格差は-103(前営業日:-100)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美