6月29日のNY為替概況
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円15銭から144円90銭まで上昇し、引けた。
米1-3月期GDP、消費確定値が予想以上に上方修正され景気の強さが示されたほか、週次新規失業保険申請件数が予想外に減少し、労働市場の強さを示す新たな証拠となったため米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げを織り込むドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.0941ドルまで上昇後、1.0860ドルまで反落し、引けた。独6月消費者物価指数(CPI)速報値が予想以上の伸びとなったため欧州中銀(ECB)の追加利上げを織り込むユーロ買いが優勢となったのち、良好な米経済指標を受けたドル買いに押された。
ユーロ・円は157円84銭から157円30銭まで下落。
ポンド・ドルは、1.2667ドルへ上昇後、1.2591ドルまで反落。
ドル・スイスは0.8946フランから0.9002フランまで上昇した。
[経済指標]
・米・1-3月期GDP確定値:前期比年率+2.0%(予想:+1.4%、改定値:+1.3%)・米・1-3月期個人消費確定値:前期比年率+4.2%(予想:+3.8%、改定値:+3.8%)・米・1-3月期GDP価格指数確定値:前期比年率+4.1%(予想:+4.2%、改定値:+4.2%)・米・先週分新規失業保険申請件数:23.9万件(予想:26.5万件、前回:26.5 万件←26.4万件)・米・失業保険継続受給者数:174.2万人(予想:176.5万人、前回:176.1万人←175.9万人)
・米・5月中古住宅販売成約指数:前月比-2.7%(予想:-0.5%、4月:-0.4%←0.0%)
《KY》