レイが後場下落、今期減収減益・減配見通しを嫌気
レイ<4317>が後場下落。午後0時過ぎ、延期していた決算発表を行った。前期決算とあわせて開示した24年2月期業績予想は売上高が前期比11.6%減の110億円、純利益が同30.1%減の5億円と減収減益で、年間配当10円(前期15円)と減配予想も示しており、これが嫌気されている。
エンターテインメント関連市場の回復が見込まれる一方、各種プロモーションや展示会はコロナ前水準に戻るには時間がかかる見通しにあり、この影響を織り込んだ。光熱費など各経費の増加も響く見込み。23年2月期決算は売上高が前の期比12.7%増の124億5000万円、純利益は同70.6%増の7億1500万円だった。
同社は従業員が会社資金を詐取した問題を巡る調査のため、決算発表を延期していた経緯がある。あわせて、過年度の決算短信や有価証券報告書の訂正を発表している。