ダウ平均は小幅高 市場参加者も少なく動意薄の展開 テスラが上昇=米国株前半

市況
2023年7月4日 1時12分

NY株式3日(NY時間12:01)

ダウ平均   34453.69(+46.09 +0.14%)

ナスダック   13780.52(-7.40 -0.05%)

CME日経平均先物 33665(大証終比:+15 +0.04%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅高。明日が独立記念日で休場の中、本日は市場参加者も少なく、動意薄の展開となっているようだ。市場は来週以降の決算シーズンや、金曜日の米雇用統計などのデータに経済の健全性を見極めようとしている。

本日から下半期の相場が開始されたが、上半期の米株式市場は好調な展開となった。特に人工知能(AI)関連銘柄のブームを追い風にIT・ハイテク株への買いが強まり、ナスダックは1983年以来最大の31.7%の上昇で上半期を終えた。FRBのタカ派姿勢にもかかわらず、米経済の底堅さを示す最近のデータも投資家心理を好転させ、景気後退への懸念を和らげた。

「テクニカルな観点からの追い風は、普遍的な悲観論が薄れるにつれて終わりつつあるかもしれないが、心強いマクロ・データおよび企業決算によって、テクニカルからファンダメンタルズへのハンドオフが可能であることを示す兆候が強まっている」との指摘も出ている。

一方、警戒感も引き続き根強い。米大手銀のストラテジストからは、米企業の利益率は上半期がピークで下半期は悪化するとの見方も出ている。米企業の利益率は過去最高付近だが、これ以上は伸びず、その水準にも留まる可能性は低いと指摘している。インフレ鈍化と成長減速の中で、今後は値上げが不可能になるという。

市場ではどちらに転ぶのか、ここから先は、経済指標や企業決算を待ちたい雰囲気も強いようだ。

テスラ<TSLA>が上昇。前日の日曜日に4-6月期(第2四半期)の世界納車台数を発表し、46万6140台と過去最多となった。予想(44万8350台)も上回っている。マスクCEOの立て続けに発表した値下げ戦略が奏功した格好。

なお、明日は独立記念日のため米株式市場は休場となるが、本日はそれに関連して、現地時間午後1時(日本時間4日2時)までの短縮取引となる。

アップル<AAPL> 192.22(-1.76 -0.90%)

マイクロソフト<MSFT> 337.01(-3.53 -1.04%)

アマゾン<AMZN> 130.77(+0.41 +0.31%)

アルファベットC<GOOG> 120.20(-0.78 -0.64%)

テスラ<TSLA> 276.03(+14.26 +5.45%)

メタ・プラットフォームズ<META> 286.11(-0.87 -0.30%)

AMD<AMD> 115.00(+1.09 +0.95%)

エヌビディア<NVDA> 423.62(+0.60 +0.14%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.