ダウ先物は168ドル安 中国の弱い指標で世界経済に対する懸念が改めて高まる=米国株
米株価指数先物(9月限)(NY時間08:45)
ダウ先物 34469(-168.00 -0.49%)
S&P500 4469.25(-23.00 -0.51%)
ナスダック100先物 15276.75(-88.00 -0.57%)
米株価指数先物市場でダウ先物は168ドル安で推移している一方、ナスダック100も下落。独立記念日が明け、本日から本格的に下半期の相場入りとなる中、米株式市場は下げて始そうな気配が出ている。この日発表の中国サービス業PMIが予想を下回ったことで世界経済の先行きに対する懸念が改めて高まっているようだ。
世界経済の鈍化を示す最新の証拠により、IT・ハイテク株の上昇がけん引した上半期の株式への需要に減退の兆しも見られる中、FRBやECBといった主要中銀は依然として引き締めモードにあり、成長にブレーキをかけている状況。
一部からは「今後訪れる景気後退がどの程度になるかを言うのは時期尚早だが、明らかに減速に近づいている。リスク資産にタオルを投げるのは時期尚早だが、クオリティの高さは維持しなければならない」といった声も聞かれる。
本日は午後にFOMC議事録が公表される。コアインフレが想定以上に高水準で粘着しており、追加利上げを支持する見解がFOMC委員の大半から示されたものと思われる。先日のパウエルFRB議長の議会証言からもその可能性が高い。コアインフレのリスクが依然として上振れ方向に偏る中、7月FOMCに向けて、FRBのコミュニケーションは引き続きタカ派寄りになると予想されている。
(NY時間08:55) 時間外
アップル<AAPL> 191.34(-1.12 -0.58%)
マイクロソフト<MSFT> 334.96(-3.03 -0.90%)
アマゾン<AMZN> 129.78(-0.44 -0.34%)
アルファベット<GOOG> 120.02(-0.54 -0.45%)
テスラ<TSLA> 278.08(-1.74 -0.62%)
メタ・プラットフォームズ<META> 286.37(+0.35 +0.12%)
AMD<AMD> 115.72(-0.10 -0.09%)
エヌビディア<NVDA> 420.51(-3.62 -0.85%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美