ジェットブルー航空が下落 スピリット航空買収の支持を得るためアメリカン航空との提携解消=米国株個別
格安航空(LCC)のジェットブルー航空<JBLU>が下落。同社によるスピリット航空<SAVE>の買収に対する規制当局の支持を得るため、アメリカン航空<AAL>との北東部提携(NEA)を解消すると発表した。NEAが反トラスト法に違反するという米連邦裁判所の判決に不服申し立てを行わない決断をした。
今後数カ月のうちにアメリカン航空とのベンチャー事業を縮小し、その代わりに同じく反トラスト法違反の疑いで争われているスピリットとの38億ドルの合併実現に集中する予定。同社ヘイズCEOは「今回の判断は秋のスピリット航空の買収を前進させるための裁判に臨む際の助けになるだろう」と述べた。
アナリストは「同社とスピリットの合併が承認される確率は余裕をもって高まった」と述べている。
【企業概要】
米国内、カリブ海地域、ラテンアメリカ、及びニューヨークーロンドン間に就航する格安航空会社(LCC)。差別化されたサービスと競争力のあるコストで、無料の機内エンターテインメント・無料のスナック・無料のノンアルコール飲料等を提供する。
(NY時間10:20)
ジェットブルー航空<JBLU> 8.81(-0.52 -5.57%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美