英ポンド週間見通し:もみ合いか、金利上昇による英経済悪化の懸念残る

通貨
2023年7月8日 14時23分

■伸び悩み、欧米諸国の株安などでポンド買い縮小

今週のポンド・円は伸び悩み。英中央銀行による追加利上げ観測は後退していないこと、米ドル・円相場が一時円安方向に振れたことから、ポンド・円は184円台に上昇する場面があった。しかしながら、日本政府・日本銀行による円買い介入に対する警戒感が高まったこと、欧米諸国の株安を受けて週後半はリスク回避のポンド売り・円買いが優勢となった。取引レンジ:182円02銭-184円02銭。

■もみ合いか、金利上昇による英経済悪化の懸念残る

来週のポンド・円はもみ合いか。英スナク政権と英中央銀行は結束してインフレ抑止に取り組んでおり、金融引き締めの長期化観測は後退していないようだ。ただ、金利上昇による英国経済の悪化も懸念されており、リスク選好的なポンド買いを抑制しそうだ。米ドル・円相場に大きな動きがない場合、ポンド・円は主に182円台で取引される可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント

・11日:6月失業率(5月:3.9%)

・13日:5月鉱工業生産(4月:前月比-0.3%)

予想レンジ:181円00銭-184円00銭

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.