11日の株式相場見通し=6日ぶり反発、欧米株高受け目先リバウンド局面に

市況
2023年7月11日 8時00分

11日の東京株式市場は主力株を中心に押し目買いが優勢となり、日経平均株価は6日ぶりに反発に転じる公算が大きい。前日は欧州株市場が総じて上昇したほか、米国株市場でも景気敏感株や半導体関連株を中心にリバウンド狙いの買いが表面化し、NYダウは200ドルあまりの上昇で4日ぶりに切り返した。今月下旬のFOMCを控え12日に発表が予定される6月の米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいとの思惑は拭えず、大型ハイテク株などの上値は重かった。東京市場では前日まで日経平均が5日続落し、この間に1500円以上も水準を切り下げていることで、値ごろ感からの買いを誘発しやすいタイミングにある。ただ、外国為替市場ではドル売り・円買いの動きが鮮明で、1ドル=141円台前半の推移と円高が進んでいることは警戒材料となる。日経平均はテクニカル的には25日移動平均線を下放れており、戻り売り圧力も意識されるなか、買い一巡後の値動きは重くなることも考えられる。

10日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比209ドル52セント高の3万3944ドル40セントと4日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同24.765ポイント高の1万3685.481だった。

日程面では、きょうは6月のマネーストック、5年物国債の入札など。また、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が12日までの日程で開催され、岸田文雄首相が訪欧する。海外では6月の英失業率、7月の欧州経済研究センター(ZEW)の独景気予測指数など。

出所:MINKABU PRESS

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