ウェルズ・ファーゴが決算受け上昇 NIIの見通しを上方修正=米国株個別
ウェルズ・ファーゴ<WFC>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、金利上昇で純受取利息(NII)が予想以上に拡大したほか、全体の経常収益も予想を上回った。同銀はまた、通期のNII見通しを上方修正し、従来の10%増から14%増に引き上げた。
シャーフCEOは「引き続き金利上昇の恩恵を受け、コスト抑制にも注力している。今年中に自社株買いを再開する予定だが、新たな銀行の資本要件がより具体的になるまで、大幅な余剰資本を維持し続けることが賢明であると考えている」と述べた。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.25ドル(予想:1.16ドル)
・経常収益:205.3億ドル(予想:201.3億ドル)
商業銀行:33.7億ドル(予想:32.6億ドル)
コーポレート・バンキングおよび投資銀行:46.3億ドル(予想:41.3億ドル)
ウェルス&インベストメント・マネジメント:36.5億ドル(予想:37.5億ドル)
・純受取利息(NII):131.6億ドル(予想:129.9億ドル)
・平均融資残高:9459億ドル(予想:9494億ドル)
・預金残高:1.35兆ドル(予想:1.35兆ドル)
・貸倒引当金:17.1億ドル(予想:15.5億ドル)
(通期見通し)
・純受取利息(NII):約14%増(従来:10%増)
(NY時間09:49)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 44.99(+1.28 +2.93%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美