NY株式:米国株式市場は上昇、景気の先行きへの楽観広がる

市況
2023年7月18日 7時07分

ダウ平均は76.32ドル高の34,585.35ドル、ナスダックは131.25ポイント高の14,244.95で取引を終了した。

予想を下回った中国の国内総生産(GDP)や小売売上高を受けて景気減速懸念が強まり、軟調な出足となった。しかし、イエレン財務長官が米国内経済への影響は小さく、景気後退を回避できると楽観的な見解を再表明したことで警戒感が後退し、上昇に転じた。金利低下でハイテクが引き続き買われ、相場全体を押し上げた。終盤にかけて上げ幅を拡大し終了した。セクター別では保険や銀行が上昇した一方で、電気通信サービスが下落。

電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はピックアップトラック「サイバートラック」の生産開始を発表し上昇。オンラインゲーム開発会社のアクティビジョンブリザード(ATVI)はソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)の同社買収計画が完了に近づきつつあると見られる中、同社の人気ゲーム「コール オブ デューティ(Call of Duty)」をソニーグループのゲーム機「プレイステーション(PS)」向けに引き続き提供することについて合意を結んだことを明らかにしたため、上昇した。マイクロソフトも上昇。

一方、自動車メーカーのフォード(F)は電動ピックアップトラック「F-150ライトニング」の値下げを発表、収益減が警戒されて売られた。通信のAT&T(T)は有害な鉛被ケーブルを巡る不透明感からアナリストが投資判断を引き下げ大幅下落。銀行のステート・ストリート(STT)は第2四半期決算での純金利収入約10%減が嫌気され、アナリストが投資判断を下方修正し下落した。

イエレン財務長官は中国の貿易慣行に関しての懸念は払しょくされていないと表明した。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.