NY為替:7月米FOMCでの追加利上げを確実視、ドル反発

通貨
2023年7月19日 6時27分

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円70銭へ下落後、139円14銭まで上昇し138円81銭で引けた。米6月小売売上高の伸びが予想を下回ったため景気減速懸念に一時ドル売りが優勢となった。しかし、前月分が大幅に上方修正されたほか、国内総生産(GDP)に用いられるコア売上高は予想を上回り需要の底堅さを証明したため堅調な成長期待が再燃し金利も下げ止まりドル買いが再開した。対ユーロでのドル買いや植田日銀総裁が緩和策を維持する姿勢を示したことを受けた円売りも優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.1269 ドルへ上昇後、1.1209ドルまで下落し、1.1231ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)でもタカ派として知られるクノット・オランダ中銀総裁が9月追加利上げを巡り慎重な姿勢を示したため9月の追加利上げ観測が後退し、ユーロ売りに拍車をかけた。ユーロ・円は154円88銭まで下落後、156円14 銭まで上昇。植田日銀総裁がインフレ目標達成を巡り進展がない限り緩和策を継続する姿勢を示したため円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.3122ドルまで上昇後、1.3029ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8556フランへ下落後、0.8598フランまで反発した。

《MK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.