東京株式(大引け)=186円安と続落、半導体などハイテク株に売り膨らむ

市況
2023年7月21日 15時45分

21日の東京株式市場で日経平均株価は続落。半導体関連などハイテク株が下落するなか全般軟調な展開が続いた。

大引けの日経平均株価は前日比186円27銭安の3万2304円25銭。プライム市場の売買高概算は11億9119万株。売買代金概算は3兆1288億円となった。値上がり銘柄数は755と全体の約41%、値下がり銘柄数は988、変わらずは92銘柄だった。

前日の米株式市場では、NYダウは9日続伸したものの、ハイテク株は売られナスダック指数は下落した。これを受け、東京市場もハイテク株を中心に軟調に推移。日経平均株価は朝方に一時、前日比で400円を超える下落となる場面があったが、売り一巡後は先物を中心に買い戻しが入り下げ渋った。台湾の大手半導体企業、台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>が20日の決算で23年12月期の売上高の予想を下方修正したことが嫌気され、半導体関連株の下落が目立った。後場に入ってからは、来週の日米の金融政策決定会合などが意識され様子見姿勢も強まった。

個別銘柄では、東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>が安く、ソシオネクスト<6526>やルネサスエレクトロニクス<6723>が売られた。信越化学工業<4063>やイビデン<4062>も軟調だった。ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が売られ、キーエンス<6861>や任天堂<7974>が安い。

半面、前日に発表した決算が好感されニデック<6594>が急伸した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三菱商事<8058>が高く、パナソニック ホールディングス<6752>やホンダ<7267>、JFEホールディングス<5411>が値を上げ、そーせいグループ<4565>が値を飛ばした。武田薬品工業<4502>や第一三共<4568>もしっかり。

出所:MINKABU PRESS

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