明日注目すべき【好決算】銘柄 東京製鉄、インフォMT、ISID (21日大引け後 発表分)

注目
2023年7月23日 11時00分

7月21日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

東京製鉄 <5423> [東証P]  ★4-6月期(1Q)は64%増益、通期計画を16%上方修正

◆24年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比64.1%増の129億円に拡大して着地。民間設備投資などの堅調な需要が続く中、製品出荷単価が想定を上回るとともに、出荷数量が増加したことが寄与。主原料である鉄スクラップの購入単価が計画より低下し利益幅が拡大したことに加え、工場の稼働率向上による固定費削減も大幅増益につながった。

第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の310億円→360億円に16.1%上方修正。減益率が21.0%減→8.3%減に縮小する見通しとなった。

インフォMT <2492> [東証P]  ★今期経常を一転15%増益に上方修正、配当も0.51円増額

◆23年12月期の連結経常利益を従来予想の2.1億円→5.3億円に2.5倍上方修正。従来の53.5%減益予想から一転して15.1%増益見通しとなった。フード業界向け受発注や請求書プラットフォームのシステム使用料とセットアップ売上が増加することが寄与。販管費が想定を下回ることも利益を押し上げる。

業績好調に伴い、年間配当を従来計画の0.46円→0.97円(前期は0.72円)に増額修正した。

ISID <4812> [東証P]  ★上期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆23年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の97.3億円→107億円に10.8%上方修正。増益率が0.9%増→11.8%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。ビジネスソリューション部門と製造ソリューション部門を中心に売上高が計画を上回ったことが寄与。販管費が想定より減少したことなども上振れに貢献した。

岩井コスモ <8707> [東証P]  ★4-6月期(1Q)経常は56%増益で着地

◆24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比56.3%増の18.8億円に拡大して着地。国内外の株価上昇など良好な市場環境を背景に、株式を中心に委託手数料が増加したほか、トレーディング収益も大きく伸びた。

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