ベクトン・ディッキンソンが上昇 FDAから510(k)クリアランスを取得=米国株個別
医療機器のベクトン・ディッキンソン<BDX>が商いを伴って上昇。同社のBDアラリス輸液システムの更新がFDAから510(k)クリアランス(市場での販売権認可)を取得し、改善と完全な商業運転への復帰が可能になったと先週末の引け後に発表した。
24年度に機器の出荷と収益の計上を開始する見込みで、23年度は見込んでいない。また、初期投資は23年度のガイダンスの範囲内で吸収できると予想しているとも述べた。
同システムの承認取得とフル営業体制への復帰により、25年度の財務目標である5.5%超の売上高と2桁の1株利益の成長目標の達成に自信を深めたとしている。
(NY時間10:47)
ベクトン・ディッキンソン<BDX> 282.20(+17.36 +6.55%)
【企業概要】
米国内外の医療機関・臨床検査機関・製薬業界などに向けて、医療機器や検査機器の開発・製造を行う。投薬管理や患者の安全性の向上、感染予防の実践支援などに焦点を当て、末梢静脈カテーテル・急性透析カテーテル・輸液ポンプ・自動供給管理システム・薬剤在庫追跡システムなどの製品を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美